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2ページ目 3 弟sideにしおりをはさみました!
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2ページ目 3 弟side
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「ね、掴まれたのどっちの手?」
レッドのピアスの付いた耳に囁きかけるようにして訊ねる。
ビクッと兄貴が身体を固くした。
「や、どっちも触られてないよ。」
声に緊張感が混じってちょっとだけ早口。
「ねぇ、どっち。」
「………。」
「兄貴。」
ピアスごと兄貴の耳朶を口に含む。
だらんと垂れていた手がきゅっと俺の二の腕を掴んだ。
「み、右っ!」
耳から口を離して、背中に回していた片方の手で兄貴の右手を取る。
手首に舌を這わせると指がぴくん、と大きく動いた。
「ちょ、汚い!」
「だから消毒するんでしょ?」
手首から掌、指の股までねっとり舌を這わせていく。
「そうじゃなくてっ…!!せめて手洗ってからにしろよ、もぉ…。」
そう言ったものの抵抗するそぶりはなく俺にされるがままになって肩に頭を埋めていた。
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