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イくには刺激が足りない。
「んんっ…はっ、はっ。」
もっと欲しい。もっと、もっと……!!
「何してんの、兄貴。」
その一言で、思考がクリアになる。
「あっ…啓太…。」
顔から血の気が引いて行くのが分かる。
俺を見降ろすその目つきは冷たくて、軽蔑の色が浮かんでいる。
「イきたいの?」
ずくん。
下半身が、疼いた。
恥を捨てて懇願する。俺の中にはその一択しか存在しなかった。
こくん、と頭を縦に振って見せる。
「どうすればいいと思う?」
弟の顔が近づいてきた。
閉じられている弟の唇にキスをする。
怖々目を見るが、何も映していないような黒い瞳が俺を見据えていた。
再度唇にキスをして形の整ったそれを舐めると弟の口が薄く開いたので恐る恐る舌を差し入れる。
弟は口を開けただけで何かをしてくる様子はなかった。
目を少し開けて弟を見たけれど長いまつげを至近距離で見る結果になったに過ぎなかった。
いつもなら弟が強引に舌を割り込ませてきて、乱暴に口腔を舐めまわしてされるがままになっているのでいざ自分がやるとなるとどうしていいか分からない。
前歯をペロッと舐めてみて、動かない舌をつついてみる。
突然、弟が俺を抱きしめた。
「駄目だ。あんた可愛過ぎ。」
短い俺の舌が絡められて吸われて、舌の根元を舐められて上顎を舐められて、いつも通りの熱いキスをしつこくされた。
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