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4ページ目 22 弟sideにしおりをはさみました!
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4ページ目 22 弟side
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シャワーを浴びて戻ると、兄貴は先程と同じ格好で眠っていたことに安堵した。
首輪も付けていないし、手足も拘束していなかったからいなくなっていたらと気が気ではなかった。
目のまわりが赤くなっていて、まつ毛が濡れていた。
翌日腫れてしまいそうだから冷やしてやりたいなんて、散々殴って顔を腫らした俺が思うことはおこがましいことだろうか。
本当は目が覚めたときに怯えた目で見られることが怖いから。なのに起こしてしまったら可哀想だから、ともっともらしい理由を付けてやめた。
何の夢を見ているのかな。
もしかして俺の夢、かな。
兄貴の中で俺はさぞ恐ろしい奴なんだろう。自分で蒔いた種だから仕方ないけれど。
洗濯終了のアラームが鳴って、ベランダに出た。
先程まで雲一つなかった夜空に厚い雲がかかっている。
ベランダに置かれている洗濯機から服を取り出して干しながら雨降ったら洗濯物乾かないな、シーツ乾かなかったらどうしようなんて考えていた。
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