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流石と言うかにしおりをはさみました!
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流石と言うか
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流石東京のブックオフ。
なんでも揃ってる。
大阪にいた頃は、巻の途中が抜けていたり、その一冊を探すために何件もハシゴしたもんだ。
ただ、一つだけないものがあった。
「Libraという商品は、うちでは扱っていませんね」
ブックオフの店員さんがパソコンに文字を打ち込んで探してくれたが、なかった。
まどマギみたく、アニメ会社の創作だろうかと、ネットで検索をかけるとちゃんとヒットした。
どうやら、ネットで無料配信されている人気マンガらしい。
作者コメントの蘭で、アニメ化の告知がなされていた。
作品によっては、告知がまだのものもある。
自分達業界関係者は、それらを秘密にする義務があるからだ。
俺の特技は速読。といっても、ガチじゃなくて、大学受験為に一応習得したようなやつだが。
これで、合計約20冊を今日中にギリギリ読みきれると思う。
今さらだが、こんな形で役に立つ時があるとは。
受験に失敗しなければ、もっとよかったのだが。
レジに並んでいると、不意打ちにも後ろから膝かっくんをされた。
突然のことに対応の遅れた俺は、がくんとフロアに膝をついてしまう。
瞬時に犯人が分かった。
こんなことする友人、一人しかいない。
「目当てのものねーと思ったら、犯人お前か」
振り替えるとワタルが立っていた。
手には俺と同じ小説とマンガ。ただ、少し欠けている。
結局、割り勘してマンガと小説を買うことになった。
ワタルも今日中に録音したいらしい。
同じ境遇のやつがいて助かった。というかホッとした。
結果、ここから徒歩１０分のワタルの家に行って読むことに。
巧いことキャラ被りもしてないので、掛け合いを出来るな、ということになった。
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