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18歳以上ですか?
大事な用事にしおりをはさみました!
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大事な用事
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次の日は普通に過ごした。
プレゼントはもう家に置いてきた
なんだか渡しづらくて
「柳ー!」
また那谷さんは俺をイジリに来る
とくに昨日までと変わらない。
トイレに行くと
那谷さんも少ししていつものように俺のあとをつけてきた。
「冬弥、」
いきなりの名前呼びに俺はドキッとする
「…なんですか。」
「昨日は悪かったな」
どくんどくんと心臓がなる。
「いえ、別に」
「大事な用事があってさ」
大事な…
「大事な用事、、、ですか」
「ん、おう。だから今日いまから…
「大事な用事…なんですね。昨日の那谷さんと同期の方でしたよね…?」
那谷さんが俺を見る
一度始めるととまらない。
「知ってましたか?那谷さん昨日で俺たち1ヶ月記念日だったんですよ。」
「え…てかお前見て
「たまたまです。吉原と飲みに行ったんで昨日」
「誤解だ!別に何もしてない。」
那谷さんが俺の手首を掴んで俺の顔を覗きこむ
目を逸らす。
「別に俺は怒ってないです。」
涙がこみ上げてくるのがわかった
「ただ、俺は那谷さんと一緒にいたかったんです。けど、那谷さんはやっぱり女の人がよかったんですね。だって大事な用事ですもんね」
「冬弥!だからあれは」
「やっぱり那谷さんは俺の事なんか好きじゃなかったんだっ…」
手を振りほどいて俺はトイレから出た
記念日なんかはどうでもよかった
一番嫌だったのは女の人と那谷さんが一緒にいた事。
その事を大事な用事だと那谷さんが言ったこと。
「俺の馬鹿…」
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