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コーヒーを飲みつつ原稿を進めていると、玄関のチャイムが藤倉さんがきたことを知らせた。
はーい、といって玄関をあけるればずい、と目の前に差し出されるケーキの箱。
[駅前のケーキ屋の。期間限定のやつ。]
[やった!食べたかったヤツ!藤倉さんこれおいてもう帰っていいよ!!]
[…はっ?おいてめ、ひとりで全部食おうったってそうはさせねーかんな!]
そういうと藤倉さんは俺の頭をがっしり掴んでわしゃわしゃと乱暴にかき混ぜる。
じゃれつきも程々にして藤倉さんを部屋に通した。
[原稿すすんでるかー?]
[あ、はい。ちょっと悩むこともありますけど、死ぬほどって訳じゃ。]
[ん、ならいーんだ、まあ締め切りはまだ後だし。自分のペースでやれよ。]
そういってにこっと笑ったときに下がる藤倉さんの眉がかわいくて、陽太も眉が下がるななんて俺は思った。
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