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殺そう、決めたにしおりをはさみました!
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殺そう、決めた
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ガチャ
躊躇もなくドアノブに手を掛けると普通に開いた
あ、あれ?なんで開くの?
まぁ、手間が省けたからいっか
先程と同じようにズカズカと部屋へ入っていく
『魅来?』
さっき、電話をした時魅来は「ま、待って!来ちゃダメ!」と焦って言っていた
僕に内緒で誰かと付き合ってる…?
怪しい関係…?
『魅来!!!!!』
そう思うだけで嫉妬で胸がいっぱいだ
大声で叫んだ瞬間、
魅「る、瑠衣…?」
ひょこっと顔を出して魅来が出てきた
『ふふっ、相変わらず魅来は可愛いね』
僕は魅来を見ただけで口元が緩む
魅来の頬に手を当てるとビクッと肩を揺らす
『ねぇ、魅来。ここは誰の部屋?誰と一緒にいるの?僕に内緒で誰かと付き合ってるの?そうだったら許さない。魅来は僕のもの。僕も魅来のもの。だから僕以外と付き合うなんて許さ』
魅「ま、まって!」
僕が喋っていると魅来が遮った
『…どうしたの?』
魅「ふ、フード!被って!」
魅来はそう言って僕のフードをガッと被せた
『ん?うん?』
何だか訳が分からなくて首を傾げる
と、魅来の後ろから身長の高い顔の整った奴が出てきた
それを見た僕は素早く魅来を後ろへ隠す
「てめぇ誰だ?」
『お前なんかに名前を教えると思うか?このヤリチン!魅来を汚すな!!』
僕は猫のように「フゥーッ」と威嚇する
「…は?」
『しゃべるな!貴様魅来のなんだ!』
もしかすると、もしかするとこいつは魅来の彼氏なのかもしれない
僕の魅来が取られるかもしれない
そんな恐怖で冷静じゃいられなくなる
ポケットに入っているナイフを無意識のうちに握りしめた
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