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Episode33にしおりをはさみました!
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Episode33
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何とか病室を出て、廊下の手摺に身を委ねている。
点滴を引き抜いた腕からは血が溢れ出て、痛い。
そこで、ふと、気づく。
僕は、痛みを快楽に還元出来た筈。
それこそセックス中でなくとも、ご主人様から痛みを受ければ気持ち良くなっていた。
…ご主人様に受けた痛みじゃないからか。
安直だけど、一番納得出来る答え。
「大丈夫ですか!?」
後ろから聞こえた高い声。
勿論、櫻井じゃない。
声のする方を見てみれば、慌てた看護師。
ここの病院は、科ごとに看護師の服の色を変えてある。
この看護師は、精神科の奴じゃない。
対応が分からないから、きっと更に慌てふためいているんだと思う。
対応が分からないなら、効果は的面な筈。
そう思って、僕はその看護師をキツく睨みつけておいた。
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