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4人にお酒を飲ませたら4 ※本編関係なしにしおりをはさみました!
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4人にお酒を飲ませたら4 ※本編関係なし
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「…うぇ…」
翌朝、起きた時雨は強い吐き気を催した。
しかし昨晩は酒だけ飲んだ為、吐くものも吐けない。
…ふと隣に温もりを感じた時雨がそちらを見ると、そこには友也が眠っていた。
「(これじゃ昔と同じ…というか、昨日のこと全く覚えてない…!)」
頭を鈍器で殴られたような頭痛と、胃の中で何かがぐるぐると掻き混ぜられるような吐き気。
それによって動くことも儘ならない時雨は、次々と押し寄せる頭痛と吐き気を我慢しながら、もう2度と酒は飲まないと誓ったのだった。
**
同時刻、湊と侑の寝ている寝室。
「…ん、?…」
カーテンの隙間から注がれる太陽に、侑は目を覚ました。
そしてその1秒後、ぴたりと固まった。
何故なら隣には、自分と同じく裸の湊が眠っていたからである。
「(…は?なんで俺達裸で寝てんの!?
も、しかして…セッ、クス…しちゃったのか…?)」
その考えの真偽を確かめようにも、侑の昨日の記憶は皆無であった。
そして相手となったかもしれない湊も、まだ寝ている。
まだ起きて数分も経っていない脳がフル回転する。
「(うそ…だろ…?)」
フル回転した結果思いついたのは、兎に角この場から逃げることだった。
落ちていたパンツを履き、ベッドから抜け出そうとした時、後ろから手が巻き付けられ、また逆戻りしてしまった。
「兄さん、何逃げようとしてるの?」
昨日のことを聞き出そうとしても、聞けない。
「あぁ、昨日のこと気になってるの?
昨日兄さんはね…」
ドキドキしながら聞いた答えは、侑を怒らせるのには充分なものだった。
「安心しなよ、セックスなんてしてないよ。
これ、兄さんを驚かそうと思って。」
ばしっと湊を叩いてベッドから脱出した侑は時雨同様、2度と酒は飲まないと誓った。
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