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酔ってるの?にしおりをはさみました!
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酔ってるの?
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「……でも、椿さんはいい人です」
たまに勝手なことするけど、いい人だ。
「……へー……随分あいつにほだされたんだな。
生意気に意見なんかして」
すると、ユキツネさんにおでこを小突かれた。
あ、あれ? ユキツネさんもお酒の匂いがする……
酔っているのかいないのか、彼は口を一文字に結んでこっちを見ていた。
きっと怒っているに違いない。
僕なんかが、反論なんかしたから。
「……す、すみません……」
「だいたいおまえは!!」
ユキツネさんは机をダン!と叩く。
お、怒ってる。
どうしよう。
出ていけって、言われるかも。
「なんであそこまで椿にベタベタするんだ!! あいつに触られても嫌な顔一つしないじゃないか……私はそんなに怖いか」
「……ぇ、ぅ、それは……」
「やっぱり昨日用事なんてすっぽかせばよかったのか!?」
ユキツネさん、やっぱり酔ってるみたいだ。
ろれつが所々回っていない。
「おーい、狐の旦那。 こっちで飲もうぜー」
誰かに呼ばれて、ユキツネさんは人ごみのなかに入っていった。
な、なんだったんだろう
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