アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
ユキツネさんにしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
ユキツネさん
-
ユキツネさんは、結局僕をなだめながら部屋まで一緒に歩いてくれた。
そして今も、頭を撫でてくれている。
僕はというと、まだ止まらない涙を止めるのに躍起になっていた。
どうやら僕は泣き上戸らしく、なかなか涙が止まらない。
いらいらして乱暴に目を擦ると、
「跡が残るぞ」
と言われてハンカチのような物で顔をぽんぽんされた。
「別に無理に涙を止めなくていい。 好きなだけ泣いてろ」
「ユキツネさぁぁぁん……!!」
ユキツネさんにしがみつくと、彼は特に何も言わずに僕の体に腕を回した。
やっぱり温かくて、お日様の匂いがした。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
24 / 40