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俺とそいつの名前(終にしおりをはさみました!
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俺とそいつの名前(終
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…んー…生活状況のせいとかで病気になってるかもな…。
だからって病院連れてけねーし…。
んー……様子を見るしかねぇか。
「あ、あのぉ…」
考えていると望勇が顔を覗き込んできた。
びっくりして一歩引くと
「あ…お名前…教えてください…」
と言われた。
「あぁ…俺も教えてなかったっけ。
…橘 悠(たちばな ゆう)。」
「橘…さん」
教えると望勇は復唱をなんどもする。
かわいいねえとか思ってると
急に顔を上げて真面目な顔で俺をみつめた。
「橘…さん。ボクを…助けてくれ…て…
ありがと…です。」
はにかむような笑顔で照れ臭そうにそいつは笑った。
最初の怯えた奴とは思えないほど
そいつはすでに俺を信頼しているようだ。
…どうすればいんだろう。
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