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18歳以上ですか?
脱ぐにしおりをはさみました!
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脱ぐ
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「…脱ぐ……」
そう言って首元のスカートのゴムに手をかけ、
頭まですっぽりとスカートに隠れる形になった。
そのまままた少し、動きが止まった。
スカートの中から
「嫌いじゃない…大好き…大丈夫…」
と繰り返す声が聞こえ
やっぱり見せるのは不安なんだな…と
悲しくなった。
こいつが悪いわけじゃないのに
こいつの母親がやったであろう虐待のせいで
こいつは身体についてバカにされたり
身体だけで嫌いわれたり…
そんなことがあったんだと思う。
そのせいで
これから先この傷が消えるまで…
消えるのかわかんないけど…
ずっとずっと消えるのを期待して
消えるまで体を見せるのをためらって
毎度嫌われないだろうかと不安にならないといけないのか…?
…そう思うと虐待してきた奴に殺意が芽生え
こいつにどうにかお前が悪いんじゃないって
伝えたくなった。
俺は無意識の内にそいつを抱きしめていた。
「ふぁっ…」
と中から漏れたそいつの声が可愛くて
抱きしめる手にすこし力が入った。
こいつのトラウマを消すことも
こいつを幸せにすることも
俺にはできないかもしれない。
それでも守りたいと
本気で好きだと思ったから。
「大丈夫…。脱いでみよう?」
そう声をかけてスカートを上から抜いた:
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