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監禁生活。--拘束--にしおりをはさみました!
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監禁生活。--拘束--
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いつの間にか寝てしまっていたらしい
目覚めると横に居たはずの
あいつがいなかった
相変わらず右足は枷が付けられていた
起き上がる事もなく天井を見つめる
理樹....
何してるかな...
俺の事探してるんだろうな...
でもそれは後に理樹が酷い目にあうだけだ
心の中で
もう俺を探すのはやめろと忠告した
心の中で。
----ガチャッ。
音と共に現れたのは蒼
「起きた?寝顔も可愛かったよ功太」
....功太って呼ぶなくそ野郎
心の中で抵抗しておく
そして後ろから知らない男
体育館倉庫の時とは違う細めで
長身の男
「あ、白井にあうのは初めて?僕の執事なんだ。完璧で凄い執事なんだよ〜」
白井は少し頭を下げながら
何やら台車のようなものを押しながら
部屋に入ってきた
そこには高級そうな食事
実は朝食もろくに食べていなかった功太は
匂いだけで腹がなった
こんな状況でもお腹が減るのが腹立たしい
「お腹すいたでしょう?食べさせてあげるからね...」
ベットの端に腰掛け皿を持ちながら
功太の口元にあーんといいながら食事を運ぶ
「っ...自分で食う....」
やめろと言わんばかりに
それを払った
「ダメ。僕がこうしてあげるもの以外功太に食べ物はあげないから」
蒼は急にトーンを落として
冷めた声で言った
「は...やだよ、貸せよ...」
呆れながら
功太は蒼の手からスプーンを奪おうとした
蒼は白井に顎で合図する
それを確認した白井は一瞬にして
功太の腕を後ろ手に縛り付けた
「..っな、ぃたっ...!なんだよ!は、なせ!」
「これで食べられないね〜。さ、大人しくして食べろ」
蒼はもう一度スプーンを運ぶ
功太は下唇を噛んだまま睨みつける
「ほら、口開けて」
閉じたままの唇に付ける
不快そうに功太は顔をしかめた
「んっ...いらない。食べない」
お腹空いたけど食べさせられるような
屈辱を味わうくらいなら
食べないほうがマシだ
餓死して死ぬなんてありえないと思ったが
死ぬなら死ぬでそのほうがマシだった
「折角白井が作ってくれたのに........。功太はもっと自分の立場ってものをわかった方がいいよ?」
いいながら表情をみるみる変える蒼
それには功太も気づく
そして縛られた手を再認識する
食べない選択が間違っていた事を
思い知らされる事になるのは
すぐの事だった
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