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監禁生活。--浄化.2--にしおりをはさみました!
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監禁生活。--浄化.2--
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昨日の夕食と同じ位豪華な朝食を乗せた
台車を押して蒼は戻ってきた
皿の上にはお店クオリティのパンケーキ
こんな豪華に見えるのは何故だろうか
「白井は本当、料理が上手だよね〜はい、功太あーんして?」
皿を持ちながら片手で器用に切り分けると
一口サイズにした物を功太の口元まで運ぶ
だが結んだ口を一向に開けない功太
「約束したよね功太?」
蒼は脅す様に詰め寄る
下唇を噛みながらためらう
恥ずかしいとかそういう事ではなく
食べさせてあげなきゃ食べられないという
主従関係が嫌だった
バシッーー!
音と共に左頬に痺れる様な痛みが伴った
「ーーーっ!!」
一瞬、視界が真っ白になる
顔を歪めヒリヒリする頰を抑えた
中々口を開けない功太に痺れを切らした蒼がその頰に平手打ちを入れたのだった
「早く、口を開けて」
冷静な態度を取るが
蒼は理性を保つのに必死だった
涙目になる功太の顔はとても綺麗に見える
もっと怯えて欲しい
もっと泣いて欲しい
もっと、もっと
僕しか知らない功太
痛みが少し引いたのか
泣き出しそうな顔でやっと小さな口をあけた
パンケーキ1枚食べるのも
気力がいる日が来るとは思ってもみなかった
功太の分として焼かれた
3分の1程食べたところで
もう食べられないと伝えると
またしても平手打ちを入れられた
「あまり食べないなら最初から言えばいいのにね、残す功太が悪いんだよ?」
理不尽な事を並べ立てられても
2度の痛みで抵抗する気なんて起きなかった
片付けをする為に現れた白井は
ベットで片頬を赤くした功太を見ても
特に何の反応も示さず
台車を押して出て行った
そんな白井を見ながら
この家に正常な人なんていないと悟る
「じゃあ行こっか」
蒼は自分の衣服を手にしている
「..ぇ.....どこ、に...?」
不思議そうに問いかける功太に
微笑んだだけで特に何も言わない
そして右足の枷に繋がる鎖を離した
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