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おかしいにしおりをはさみました!
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おかしい
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おかしい……
あれから一週間がたった。
それなのに俺は圭太の姿を見ることがなくなった。
いや……正確には見ている。
けど、毎度毎度遠目で見かける程度。
それも校内でだけ。それ以外は家に来ることも呼び出してくることもなくなった。
寧ろ避けられてる。
別に俺から会いに行ったりとかはしてないけど、なんかわかる。俺を避けてる。それも徹底して。
「そんなにうさみんが気になるなら会いに行けばええやん」
前に座っていた浩介がニヤニヤと笑いながら箸を俺に向けた。
「浩介…
それ行儀悪いんだぞ」
「お!やっと戻ってきたか
まだシカトすんのやったら箸で刺したろかぁ思ってたのに」
「やっとってなんだよ」
箸で刺すとか物騒な事言うなよ地味に怖いから
「やっとはやっとや
さっきから呼んでんのに全くの上の空やったやん
弁当一口も減っとらんで?」
そう言われて自分の弁当箱を覗き込めば、ほとんど残った状態で…
確かに浩介のと比べると、ほとんど減っていなかった。
「それにしても…何度呼んでもシカトやったのに、うさみんの名前出したら正気に戻るとかちょっと妬けるわぁ」
まてまてまて!
「ちょっと考え事してただけであって、圭太の名前に反応したわけじゃないから。たまたまだから!」
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