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後悔にしおりをはさみました!
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後悔
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次に目を覚ましたのは、明け方だった。
うっすらと光が差していて、ぼんやりとする頭でこれまでの経緯を思い出した。
切羽詰まっていたとはいえ、先輩に処理させてしまった……
今更ながら後悔が押し寄せてくる。
「ん…あぁ、起きた?
体調はどう?気分悪かったりする?」
ズーンと落ち込んでると、かすれた声が聞こえてきた。
ギャァア!!今まさに考えてた人が!!!
「す、すみません!ほんと!えっと…!イ゛ッ!!!」
身体を起こそうとしたら、全身がだるくて、ケツが悲鳴を上げた。
「まだ、無理しない方がいい
動くもの大変なら今日はとりあえずここで課題をこなせばいい」
………別にいいが、課題をこなすことは必須条件なのね…
爽やかな笑顔でさらりと言われた言葉に心の中で乾いた笑いが漏れた。
「あと、浩介くんたちが心配してたけど、事がコトなだけに昨日は遠慮してもらったんだけど、どうする?」
浩介…
「ほんと…いろいろありがとうございます
大丈夫です。会います。
とりあえず部屋戻ります
う゛ッ……!!」
同じ過ちを繰り返すなんて……
だからいつもいつも…
何をしてるんだと自分に呆れていたら、小さく笑われた。
「今日一日はここでいる方がよさそうだね
浩介くんたちには僕から連絡しとくよ
今はもう少しゆっくり寝るといい」
そう言って大きな手が顔を覆った。そのまま頭を撫でられて一度覚めたはずの目に瞼が重く被さってきた。
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