アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
いじめ。ダメ絶対にしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
いじめ。ダメ絶対
-
「あんなぁ…
1人身の僕の前でいちゃつくん止めてもらえます?」
大げさなため息をつく浩介の声でやっと解放されて酸素を目一杯取り込む。
「プハッ……ハァ…これのどこがいちゃついてんだよ!
弱い者いじめの現場にしか見えないだろ!!」
「いじめじゃない。教育だ」
自分の席に戻った圭太は当然の行為だといわんばかりにペンを取った。
「俺と同い年じゃねぇか!圭太に教育なんかされてたまるか!」
「ふぅ~ん?」
頬杖をついて俺を見てきた。
「な、なんだよ…」
「ならもう勉強教えてやんねぇよ」
────!!!
こいつ…
俺が馬鹿だからって!!!!
そういえば俺が謝ると思ったか!甘いわ!
「い、いいもん!徹先輩に教えてもらいに行くから!!先輩の方が優しいしな!」
フンッ!どうだ!
顔を背けながらぎゃふんといってるかもしれない圭太の顔を想像して、こっそり勝ち誇った。
「……俺が行かせると思うのか…?」
え……
すっごく低い声が聞こえてなにかやらかしてしまったのかと考えを巡らす前にまた畳の上に押し倒された。
ぎゅうぎゅうと肩を押さえつける手が痛いほど食い込んでくる。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
122 / 662