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混乱の月曜日5にしおりをはさみました!
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混乱の月曜日5
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去っていく小松崎の後ろ姿を見送りながら、職員室の席に着く。
「職会資料って、どこ置いたっけ」
頭を掻きながら自分の机の中を覗き込み、ファイルを片端から開いていく。
備品で配られたファイルはどれも青い色できちんと見出しを付けないとどれがどれかわからなくなることに今気が付いた。
「何探してるんだ?朔良」
何気なく呼んだ声を振り返る。
分厚い資料を持った冴島が、机の中をひっくり返している朔良を見下ろしていた。
「親睦行事について見ようと思って」
「あぁ、コレ?今新しいの作り直したから1枚あげるよ」
そう言っていつもと変わらない笑顔で冴島がプリントを差し出す。
するっと出てくるあたり、きちんと把握してないのは朔良だけだったようだ。
「あいつらこっちが気を抜くと好き勝手しようとするから大変だな」
そんなことを言いながらため息を吐く。
自分の引き出しから、煙草を取り出すと、冴島は喫煙所を示し、朔良を誘う。
5限目があきであることを横目で確認し、プリントを持って朔良も同伴した。
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