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最初は毎日一緒にいた奴が急に一緒に帰れなくなったり遊べなくなったりして寂しい気持ちもあったけど、それも時間が解決してくれた。
直ぐに俺は1人の時間の楽しみ方をみつけたのだ。
暇な時は読書をして、コンプレックスだった体力作りの為にジムにも通うようになった。
スメラギと居るといつもあいつの都合に合わせて動いていたから俺の時間は勉強時間ぐらいしか残っていなかったので、ある意味今は有意義に時間を使えている気がする。
それに俺にしては珍しくジムで出会った友達もできた。初めて向こうから声をかけてくれたのだ。
今まで友達はスメラギしか居なかったから本当に嬉しかった。
スメラギも俺に構わなくなって彼女と上手くいってるみたいだし、お互いよかったなって思ってたんだ。
なのにあいつ高校2年の春に彼女と別れたと本人の口から聞いた。
理由を尋ねても教えてさえくれなかった。
友達だと思ってたのに少し傷ついた記憶がある。
その後は以前通りの仲に戻っていた。
それに比例して俺の時間も減っている訳だが、やっきに遊ぼうと誘いに来るあいつを見て
もしかして彼女に振られて傷付いたのを忘れたいんじゃ?
と思うと邪気に出来なかった。
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