アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
占い師編(6)にしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
占い師編(6)
-
3日目・夜
残り人数 7人
シン
ヤス
ヤマト
リオ
タカシ
ユキナリ
トモヤ
×オカ
×カズシゲ
×コウタ
×アツシ
<わかっていること>
・オカは初日に襲われた+オカを占っていない→オカはノンケである
・コウタを占ったらノンケと出た→コウタはノンケか腐男子である
・ヤマトは占い師を騙っている→ヤマトは味方ではない
・ヤマトはカズシゲをゲイだと騙った→カズシゲはゲイではない
・ユキナリを占ったらノンケと出た→ユキナリはノンケか腐男子である
・コウタは2日目に襲われた→コウタはノンケか腐男子である。
・タカシはスパイを騙った→タカシは味方ではない、タカシかヤマトのうち少なくとも1人はゲイである
・タカシに対抗するスパイはいなかった+カズシゲは追放されるとき何も言わなかった→本物のスパイはオカかコウタである
さて、どうしよう。
とにかく信じてもらわなくちゃいけない。そしてそれ以上に心配なのが…俺は襲われないだろうか?
今、残り人数は7人。そのうち1人か2人がゲイで、1人が腐女子で、いるかいないかわからないのが腐男子。最悪の場合、7人中4人が敵というわけだ。あまり信用されてない俺を放置してくれるかどうか…。
俺は今夜男に目覚めてしまうかもしれない。それに、ゲイを見つけたとしても信用してもらえるのか微妙。下手すると明日追放される可能性もある。
そう考えると、俺が今やるべきなのは、腐女子を見つけることじゃないだろうか。
今夜襲われてしまったとしても、敵を1人減らすことができる。しかも、もしヤマトがノンケと言った中に腐女子がいれば、一気に信用してもらえるようになる。
俺がまだ占っていないのは、ヤス、ヤマト、リオ、タカシ、トモヤ、オカ、カズシゲ、アツシだ。
もし俺が腐女子だったら、あまり目立つ行動はしないようにするだろう。占われたり追放されたりしたらその時点で負けが決定するからだ。
だから、ヤマトとタカシは除外しよう。
腐女子はゲイには襲われないから、オカも除外だ。
すると残りは、ヤス、リオ、トモヤ、カズシゲ、アツシか…。
カズシゲとアツシが腐女子だったとしたら、俺にはもうどうしようもできない。とりあえず今は考えないようにしよう。
残るは、ヤス、リオ、トモヤ。
3人に絞ったところで、俺はあることを思い出した。
リオの行動だ。
リオは最初、どちらかというと俺に味方するようなことを言っていた。突然態度が変わったのは、ヤマトがリオをノンケだと占ったと言った時だ。
もしかしてリオはあの瞬間、誰が偽物の占い師なのか確信したんじゃないだろうか。
占い師が腐女子を占った場合、腐女子はその場で追放される。
もしリオが腐女子だとしたら、自分をノンケだと言ってくる占い師は偽物だとはっきりわかるのだ。
腐女子はゲイには襲われない。それは逆に言うと、ゲイが腐女子を襲った時、ゲイには正体がバレてしまうということだ。それはなるべく避けたほうがいい。だからリオは、ゲイ側であるヤマトとタカシの味方をしだしたんじゃないだろうか。
…リオ。
リオを占おう。
もしこれで本当にリオが腐女子だったら、ヤマトの占いは偽物だったことも証明できる。最高だ。
頼むよリオ…。
そして俺は眠りについた。
俺の目の前には、カードが並んでいる。俺は迷わず、リオと書いてあるカードをめくった。
「腐女子」
そう書いてあった。
ああよかった。やっぱりリオが腐女子だった。
ほっとした時、誰かに体を揺すられているような感触がした。
誰だよ。俺の眠りを邪魔するのは。
せっかく気持ちよく寝てるのに。
…あ、あれ?
誰なんだ?
まだ夜なのに。
なんで俺は起こされてるんだ?
今、どこを触られてるんだ。
なんだか妙に、くすぐったい…。
そこではっとして、俺は目を開いた。
ベッドの横で俺を見下ろしていたのは…
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
8 / 151