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ワンナイト人狼編(終)にしおりをはさみました!
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ワンナイト人狼編(終)
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2日目・昼つづき
自分の部屋に入った途端、これからされることがわかってしまった。
「やあ、エドガー。久しぶり」
やけに大きいベッドに、爽やかに笑うヤスが腰かけている。
ヤスはゲイだ。よく覚えている。
島から追放された後、残っている人達の映像を見ながら答え合わせするというイベントがあったのだ。
実際に襲ってきたシンほどのインパクトはなかったけど、そうかこの人も…と驚いた。
「ああ。久しぶり…」
そう言いながら臨戦態勢をとる。
手錠が邪魔だが足は空いているので、おそらく倒せるはずだ。
「わー怖いなあ。こっちは一応人質とってるんだけどな」
「アランか…卑怯だな」
「罰ゲームはおとなしく受けましょう。ほら、こっち来て。俺も殺し屋とヤるのは初めてだよ」
「殺し屋ではない。名探偵だ」
…やっぱり。罰ゲームという名目で、私は今からまた襲われてしまうのだろう。
「…どうして、こんなことをするんだ?」
少しでも先延ばしにしたくて、質問を投げかける。
「透さんが何考えてるのかは知らないな。俺は気持ちいいことが好きだからやってるけど」
「気持ちいいことが好きって…相手は誰でもいいのか?」
「うーん、一応相手は選んでるよ」
「…選んで、私なのか?」
なんというか…複雑だ。
「エドガー自身に魅力を感じたというよりも…エドガーさ、前回シンに襲われたでしょ?」
「そうだが」
「気持ちよかった?」
「え…」
忘れようと努めていた感覚が蘇る。
私のペニスを舐めるシンの舌の温度。そしてシンのアナルが締め付ける圧力。
「気持ちよかったんだ」
「ち、違う…。私は男なんて…」
「シンは?感じてた?」
なぜこんなことを聞いてくるんだ。
どう答えれば正解なんだ。
「なんてね。映像で見てたから知ってるよ。エドガーもシンも、一心不乱って感じで、すごく気持ちよさそうだったね」
「そ、そうか…」
「…見ていて、苦しかったんだ」
「苦しい?」
「うん。なぜだろうね。あんな感情初めてだったから、よくわからない」
ヤスはベッドから立ち上がり、私の前まで歩いてきたかと思うと、急に抱きしめてきた。
「何が苦しかったのかな。あんなの俺がいつもやってることなのに、どうしてシンがやってると…」
抱きしめる腕にやたらと力がこめられている気がする。息がしづらい。
「エドガーとやれば、わかるかなと思ったんだ。シンとエドガーがやってるところを見て苦しくなったってことは、何かエドガーにそうさせる作用があるのかもしれないし」
「いや、それはたぶん…」
嫉妬だ、と言おうとしたところで口を塞がれた。
罰ゲームの始まりか。
私とやってヤスの悩みが解決するとは思えないが…。
ヤスはすぐに舌を絡めてきた。唇を舐めたり、私の舌を吸ったりと、その動きに翻弄されて、うまく呼吸ができなくなる。
ようやく口が離れたときには、手錠をかけられていることもあり、ヤスに寄りかからないと立てなくなっていた。
「どう?気持ちよかった?」
「あ、ああ…」
「じゃあベッドまで行って続きをしようか」
「だめ…」
弱々しい制止の声は届かず、ヤスは私をだっこしてベッドまで連れて行かれ、あおむけに転がった。
「話してたら時間なくなっちゃったよ。もうちょっとゆっくりやりたかったけどな」
ヤスはそう言いながら手早く私の服を脱がせていく。
手錠があるため、上半身はそのままだ。下半身だけ丸出しというのはなかなか恥ずかしい。
「いたって普通の大きさだね。日本人の平均が何センチか知ってる?」
「…うるさい」
「大丈夫。すぐに大きくしてあげるから」
ヤスは私のペニスに舌を這わせた。
洗ってないから恥ずかしいとか、すっぱい汁が出てないかとか、そんなしょうもないことが急に気になってくる。
「どう?気持ちいい?」
「はぁっ…き、気持ちいい…」
「シンのフェラより気持ちいい?」
「へ…?」
「シンより俺のが気持ちいいよね?だから、今後フェラされたくなっても、シンには頼まないよね?」
よくわからないがとりあえずここは肯定しなくては、と思い、首を激しく縦にふる。
「ほんとに?…でも怪しいな。前回も、絶対やりたくありませんって顔してシンをぐるぐる縛っておきながら、結局自分からおねだりしてたし」
「し…しない。もう、しないから」
「ふーん…。でも一応、保険をかけとこうかな」
「保険?」
「エドガーを、ネコにする」
「は?猫?」
「挿入されるほうってことだよ。シンは両方いけるみたいだけど、たぶん挿入されるほうが好きだから、エドガーもそっち側になれば2人がヤる確率は格段に落ちる」
「そ、それってつまり…」
アナルを開発されてしまうのか?!
そんな未知の世界知りたくない。
「大丈夫。痛くないようにしてあげるから」
「いやだ。やりたくない」
「そうかそうか」
ヤスはなにやら液体が入ったチューブを取り出した。
「これは不思議なローションだよ」
そう言って私をうつぶせにし、尻をやわやわと揉む。
「お前…絶対訴えてやる…」
「はいはい。元気がいいね」
ヤスはローションを手に取ると、私の穴付近に塗りこんできた。
ひんやりとした感覚がしたかと思ったら、塗られた箇所が徐々に熱くなってくる。
「なんだこれは…」
「気持ちよくなってくるローションだよ。透さんにもらったんだけど本当に効くんだなあ」
ヤスはついに穴の中に指を入れてきた。ローションのおかげなのか全く痛くなくて、それどころか…。
「足りない」
「エドガー?」
「もっと…もっと激しくして?」
あくまでも優しい手つきのヤスに我慢できず、ついに言ってしまった。
「尻がすごく、熱くてむずがゆくて…もっといっぱい動かしてほしい」
「おお…直球だなぁ。こんなにすんなりいくとつまらなさもある」
ヤスがにやりと笑った。
「エドガーが、もうヤスのことしか考えられないってなるまで、焦らしちゃおうかな」
「ええっ…」
ヤスはゆっくりと指を出し入れし続ける。
「さあ、いつまで続くかな?」
どうしてこうなってしまったのか、さっぱりわからない。
しかし確実に、今日で何かが変わってしまう感覚がした。
終
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