アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
3人人狼編(17)にしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
3人人狼編(17)
-
5日目・夜
残り人数 6人
シン
ナツキ
ソウタ
ミコト
マサジ
ナルミ
×ヨウ
×ハヤト
×アラン
×ショウヤ
×アキラ
×ゴロウ
×カエデ
×ヤス
side:シン
ヤスがいなくなって、部屋にはもう俺しかいない。3人いたころには少し狭いとも感じていたけど、1人でいるには広すぎる部屋だ。
今夜からは1人なのだ。1人で襲って、1人で嘘をついて、1人で勝たなくちゃいけない。
そして…その後は?
俺はふと冷静になった。
ゲームが終わったら、どうなるんだろう。
ヤスにはまた会えなくなる気がする。そしてやっと会えたと思ったらまた次のゲームに参加させられるんだ。
ショウヤへの返事はどうすればいい?ゲームが終わるまでに、俺は答えを出せるのか?
ああ気が重い。考えたくない。
今はとにかく、目の前のことだけ考えよう。
誰を襲うか、だ。
候補は5人。ナツキ、ソウタ、ミコト、マサジ、ナルミ。
やっぱりここはナツキを襲っておくべきだろうか。ナツキは完全に白だから。
それにナツキは、知り合いがいると言ったものの、それが誰なのかはまだ明言していない。ナツキを襲えば、明日の昼に自分が知り合いだったと嘘をつくことができるのだ。
ただ、一つ問題がある。
ナツキが何も騒いでいないから、ナツキの知り合いはまだ残っているのだろう。俺が知り合いだったと嘘をつくと、本物の知り合いの人も名乗り出るだろうから、知り合いが2人いることになってしまう。すると、どちらかは確実に偽物だから、とりあえず両方追放しようという流れになるかもしれない。現時点でゲイとノンケは1対5だから、ローラー作戦は成功してしまうのだ。
完璧な演技をして、自分が本物だと信じこませることができればいいけど…。
ナツキの他に、話し合いを先導しているミコトや、意外な頭の良さを発揮したマサジを追放する手もある。しかしそうすると、グレーゾーンの人間が減ってしまう。ナツキが知り合いの正体を明かしたら、グレーゾーンの人間は俺とあと2人の3択になってしまう。
ミコトは案外バカだし、マサジは基本的に寝ているから、まあ無視しても大丈夫だろうか…。
そうなると、今日はやっぱりナツキか。
はあ…気が乗らない。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
84 / 151