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1回目にしおりをはさみました!
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1回目
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大和くんから助けてもらって数日が経つ。
不思議とこの何日間の間で大和くんと仲良くなった。
青山くんたちはというと、大和くんになにか言われたのかものすごく謝って来た。
必死に謝ってて申し訳ないという気持ちが伝わり、青山くんたちのおかげで大和くんにも仲良くなったし別にいいよ、って許してあげた。
「陽一!はやく来いよー!」
グラウンドに向かって走る大和くんに呼ばれる。
呼び方も杉山から陽一になって距離も一気に縮んだ気がした。
「いまいくー!」
大和くんの笑顔をみるだけで幸せになれるし、ドキドキもする。
始めての感覚に戸惑ったけれど、お母さんに聞いてみたところ、
これはいわゆる『恋』っていうものらしいんだ。
しかも初めてだから『初恋』っていうんだって。
ああ、僕は大和くんの事が好きなんだ。
好きっていう気持ちを伝えたい。
大和くんは僕の事どう思ってるんだろう?
大和くんも僕の事を好きだって言ってくれたらいいなあ…
だけど大和くん
僕たちの距離はまた遠くへ離れてしまったんだね。
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