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渡す 4にしおりをはさみました!
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渡す 4
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あっという間に日は過ぎ、話し合いも済ませて渡す今日。
「どこ、いくの?」
車の助手席に座った祐樹が言う。
不安なのだろう。
「知り合いのとこ」
「なんで俺も?」
「必要だから」
少し首を傾げていた。
「大丈夫だから」
その瞬間に少し嬉しそうに待ちはじめた。
ぴんぽーん
「はい?…あぁ、来てくれたのか。その子が祐樹くん?」
「はい。よろしくお願いします」
「預かりますよ…えっと、何日間?」
「4日」
「了解。じゃ、祐樹くん。こっちにおいで」
何をされるかわからない祐樹は、キョロキョロして戸惑っている。
「行ってこい」
その声につられて祐樹は小林さんの元へ行く。
「では。じゃあな」
「どこいくの?ねぇ、俺は何するの?」
目が潤んできている。
俺はそれを無視して車へと向かった。
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