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18歳以上ですか?
ー8ーにしおりをはさみました!
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ー8ー
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「…てめぇ…何でこんなところにいんだよ」
ギラっと僕を睨む神島くん。
「あ、えっ…その」
お姉ちゃんのお手伝いでそう言えばいいものの
何がなんだかわからない僕は言葉に詰まる。
「こらぁ、健人!!お客さんに、なんて、口の聞き方だ!」
偉い剣幕で神島くんをどなるおじいさん。
「…ちっ、うっせぇークソじぃじぃ」
「んだと!?この生意気坊主が」
目の前で繰り出される喧嘩をただ見せられる僕。
何がなんだかわからない。
「ったく。すまんねぇ、うちの坊主が」
「あ、え、いぇ…」
ブンブンと首を振りながら大丈夫ですと言うと
おじいさんはそうかそうかと笑った。
うちの坊主??
「…えぇ?神島くんのおじいさん??」
「…ちげーよ。こんなじぃじぃ」
あ、え?違うの?
「こんなとは何じゃ!」
「こんなだろ!クソが」
一向に収まらない喧嘩。
「あーあの!と、とりあえず…落ち着いてください」
ほかのお客さんにも迷惑だから…
そんな事を思いながらも
二人の喧嘩をとめる。
神島くんも落ち着いたのかポリポリ頭を書きながら
奥の部屋に入っていった。
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