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18歳以上ですか?
ー9ーにしおりをはさみました!
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ー9ー
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何故こうなった…。
目の前にはふてくされている神島くん。
そして机をはさみ反対側に座る僕。
無言が続く一方だ。
それは数分前のこと。
「うちの孫がすまないね?お詫びと言っちゃー何なんだがあいつあの様子だから友達がいなくての…良かったら仲良くしてくれないか?」
と言われ
無理やり奥の部屋に連れていかれた僕。
無理やりね!
「…あははま、まさか、神島くんのおじいさんだったなんて」
無言が耐えきれなかった僕。
「…んだよ。文句あっか?」
「い、いえ…」
あまりの怖さに固まる。
「ったく、…ん?お前漫画書くのか?」
お姉ちゃんに頼まれていた
物を見たのか訪ねてくる神島くん。
「あ、え、…僕の…お姉ちゃんが…その漫画家で」
先程まできだるそうにしていた
神島くんがバシッと机を叩き僕の方に近づいてくる
「あ、えっ?」
「す、すげぇ!!」
嬉しそうに喜ぶ神島くん
あれ?
「で?何書いてんの!!なんの漫画!!」
グイグイ押し寄せてくる神島くん。
「…少女漫画…ですライドアオハ…」
「マジで?」
こくりと頷く。
「…や、やべぇ!!!」
神島くんは嬉しそうに笑った。
そして僕の手を掴み
引っ張った。
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