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18歳以上ですか?
171にしおりをはさみました!
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171
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今日も、日向がお見舞いに来てくれた。
嬉しいのに、薬のせいで、いつにも増して表情がうまく作れない。
「潤!今日は眠そうだね!毎日来ちゃって迷惑かなって思うけど、
僕が来たいから、勘弁してよね。
スポーツ祭の練習が始まってるよ、潤は、参加、、無理かな。
見学だけでも来れたらいいね」
学校の話しが凄く遠く感じる。
別世界の話しみたいに。
僕は、学校に戻れるかな。
「部活に入ってる生徒はさ、
その種目は出ちゃダメなんだって。
ひっどいよね〜!
僕のボールを追っかける勇姿を見せられるのに。
みんなさ、僕の事、落ち着きの無いお調子者みたいに思ってるけど、
サッカーの時の僕は、違う人間なんだからねっ!」
ああ、見てみたいな、、
日向がサッカーしてるとこ、、、
ふと、そう思った。
「仕方ないからさ、ハンドボール。
バスケは、、、うん、バスケも得意だけど、背がね〜〜。
潤は背が高くていいなあ、
天海より低そうだけど、天海はデカ過ぎだよね、うはははっ、
180超えてるもんね。
184だっけな。
僕は170
伸びないかなあ。もうちょっと。
潤は、172ぐらい?」
天海、、という言葉で、我にかえる。
昨晩の出来事を思い出す。
浅ましい、、僕を、、。
「潤?ごめん、喋りすぎたね。疲れちゃったよね。
僕、静かにするよ。だからもうちょっと側にいていい?」
それでも僕は、小さく頷く。
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