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18歳以上ですか?
ここから始まった。にしおりをはさみました!
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ここから始まった。
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来ても何も無いことくらい分かってたけど、本当に何も無いんだよな…。
東京とかだったら、何かあるんだろうけど。
何もない割りに、カップルは多いな…。
ちょっと、傷口に塩を塗るようなことを自分でしてしまったと後悔。
「……はぁ~。」
こんなことしてても、あれだし、どっかのファストフード店でも入ろう。
『いらっしゃいませ~。お好きな席にお座り下さい。』
俺は、一番奥の席につき、メニューを見た。
え~。何にしよ…。
男が甘いモン1人で食ってたら、おかしいよな……。
じゃ、ここは無難なチーズINハンバーグにしよーかな…。
『ご注文お決まりですか?』
「あ、はい。チーズINハンバーグ1つ。」
『チーズINハンバーグですね。かしこまりました。』
そういってウエイターさんは、厨房に消えていった。
しばらくして、『お待たせしました。チーズINハンバーグです。』と言う明らかに女性じゃなく、きいたことのある声がして顔をあげた。
「え、松川?!」
「…花巻……。びっくりした…。」
そう、俺の知っている声の持ち主は、松川だった。
「え、花巻がチーズINハンバーグ頼んだの…?」
松川は、少し嬉しそうに言った。
「うん。何で?」
「俺、好きだから…。」
え?なにが?チーズINハンバーグが?
よく分からないまま、松川が話したいことがあると言い出したし、俺も丁度暇だったから、少し時間を潰して松川のバイトが終わるまで、待っていた。
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