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18歳以上ですか?
美味いにしおりをはさみました!
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美味い
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「美味い」
「よかった~!」
智也はとても嬉しそうに、はにかんでいた。
俺は食事中にしゃべるタイプじゃないから、終始智也が話をし、俺が相槌をうつやりとりをしていた。
「美味かった、ありがとう。
出来ればこれからも作ってほしい。
迷惑なら断ってくれ」
俺は智也に頭を下げた。
これからもいろんな料理を食べていかなければいけないだろう。
自分の好き嫌いも知っておくべきだ。
だったら、食堂で食べるよりも智也が作ってくれる方が俺にとっては食べやすいと思うんだが。
毎日となると大変だろう。
「海音、頭を上げて!僕たち一緒に暮らしていくんだし、お願いするときに頭なんて下げなくてもいいんだよ?
うーん、分かった!って言いたい所だけど、毎日だと僕も大変だから、週に4回とかどうかな?」
「作ってくれるのか!?」
俺は下げていた頭を上げた。
「うん!当たり前じゃない!
今食べた料理を知らないんなら、他の料理も知らないんじゃない?
だったら作る人が分かる方が海音もいいでしょう?」
ニコニコと笑顔で了承してくれた。
いい同室者に出会えてよかった。
「ありがとう(ニコリ。恩に着る」
「いいえ」
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