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久しぶりの発熱 02 side 光にしおりをはさみました!
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久しぶりの発熱 02 side 光
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仕事が終わって20時。色葉くんの待つ自分の家についた。
いつもは僕が帰ってくる時には玄関の電気は付いているのに、今日は真っ暗。
それは玄関だけではなく、リビングもだった。
リビングの照明は付いていないのに、テレビの音が聞こえてくる。
もうしかして…。
そう思い、急いでリビングの電気を付けてみると、テーブルに呼吸を荒くしながら眠っている色葉くんの姿があった。
急いで色葉くんのところに行き、汗の滲む額に手を当ててみると、すごく熱かった。
「はぁ…はぁ…」
「熱が出てる…」
朝会った時から顔が赤かったから心配していたんだけど、やっぱり熱が出ていた。
色葉くんを起こさないようにゆっくり抱き抱え、ベッドまで運んだ。
運ぶ時に気付いたけど、服も汗がびっしょりだった。
とりあえず、上半身と下半身に分けて身につけているものを全て脱がせ、蒸しタオルで汗を拭き取り新しい下着や服に着替えさせた。
そして、凍った枕を頭の下において、額には水で濡らしたタオルを置いた。
「これでいいかな…」
あ、水分補給させないと…。
起こすか悩むな…。
そうだ。口移しであげよう。
そう思って、僕は水の入ったコップを持ってきて、それを口に含んで色葉くんの口につける。
そして少しずつ水を流していくと、無意識だと思うけど、ちゃんと飲んでいった。
「偉いね」
さっきよりは落ち着いてきたみたいで、少し安心した。
「早く良くなってね」
今日はリビングのソファーで寝よう。
口移ししておいてなんだけど僕にまで風邪が移って、共倒れするよりはマシだ。
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