アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
温泉旅行 二日目 03にしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
温泉旅行 二日目 03
-
旅館に着くと、夕ご飯が用意され、すぐに食べた。
昨日とメニューは違うけど、今日の夕ご飯も美味しかった。
ご飯のあとは歯磨きをして、布団にゴロンと横たわった。
「いろ」
名前を呼ばれると同時に、光さんに笑顔で抱きつかれた。
そんな可愛い恋人をよしよし、と頭を撫でる。
こういうところ本当にたまらないよね。
「甘えん坊ですね」
首に顔を埋められ、チクっと痛みがした。
「出来た。いろは僕のもの」
どうやらキスマをつけられたらしい。
「満足ですか?」
「満足です」
そう言って光さんは嬉しそうに笑う。
こういう恋人の笑顔は、見てるこっちも幸せになる。
キスマといえば…昨日俺が光さんの太ももにつけたキスマ、温泉で見られなかったかな。
「昨日俺がつけたキスマさ、温泉で見られなかった?」
俺の問いかけに、一瞬考える顔をして、すぐに思いついた顔になった。
「あー!僕、ずっと視線感じてたんだよね!キスマーク見られてたからだったんだ!」
なん、だと…。
光さんの裸を見られるのは妬ける。
温泉に入るのはお互いすきだし、束縛したくないから仕方がないんだけど。
「いろんな人に光さんの裸を見られていたと思うとイラっとする」
妬いている俺に嬉しそうな顔をする素直な光さん。
そして、顔をぐりぐりと俺の胸に擦り付けてくる。
「色葉くんが妬くの嬉しいな」
それから「でもさー」と続ける。
「なんか一年経ったけど、まだまだ知らないことがあるんだなって思うよね。最近だと、風邪引いたら弱るとかさ初めて知ったもん」
更に、ギュッと抱きつかれ、俺も負けじと抱き締めた。
「そうだね。これからもっと色々なところ知り合わないとね」
「うん」
「俺の名前は、七瀬色葉です。9月20日生まれの乙女座。血液型はO型。A大学の経営学部。出身は九州。家族構成は、両親と一つ上の姉と二つ下の妹が一人の五人家族。好きな色は青。好きな人は光さん。他に質問ある?」
とりあえず、自己紹介をしてみた。
「好きな動物は?」
「動物みんな好きだからな…。特に好きなものを三つあげるなら、インコと犬と猫かなあ」
「じゃあ、最後に一つ」
そう言うと、光さんは俺の目を見つめるような体勢になった。
「僕の好きなところは?」
「優しい、可愛い、格好いい、可愛い、怒ってくれる、可愛い、甘えん坊、可愛い」
「なんで可愛いが四回なんですか」
その、ぷくーっと膨れる顔とか可愛いこと無自覚なんだろうか。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
41 / 197