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18歳以上ですか?
32.にしおりをはさみました!
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32.
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「そうか、わかったわ。ありがとなぁ」
「...保健室、行く の..か?」
保健室か
あまりいい思い出はない
「あぁ」
「...転校生って暁?」
「あぁ、そやでー!やっと帰ってきてん。
それと大丈夫やで場所はわかるさかい、案内の時ちゃんと覚えたしシンを探すときも一回行ったから任せとき...!」
「そう、...なんだ」
その言葉を最後に俺の意識は闇に落ちた
疲労や寝不足、そして今日のこともあって俺はかなり疲れていたようだ
「よう頑張ったな...シン
これからは俺に任せとけ、絶対に守るから」
先程までの軽い口調と独特の方言はどこにいったのか
真剣な表情でそんなことを言っていた暁の言葉なんて眠っている俺には聞こえてない
暁が言わない限り
その先、聞くこともないだろう――――
腕のなかで苦しそうに眠っている彼に暁は優しく触れるようなキスをソッとおでこに落とした
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