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18歳以上ですか?
37.にしおりをはさみました!
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37.
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「...シン?」
暁は心配そうに俺を覗き込んだ
「大丈夫。話すよ」
そう、大丈夫なんだ。
もう過ぎたこと。
過去なんて戻れない
後悔したってもう遅い。
本当に
大好きで
大嫌いだ
...和樹
「そうか」
話す、俺がそう言ったとき暁が嬉しそうに微笑んだ
――――――――――……
あれは俺達が入学して少したった頃のこと
岬 加穂留という和樹より一回り小さい男が和樹と一緒に声をかけてきた
俺はB組で和樹と岬はC組
和樹と岬の出会いは人混みのなか岬が誤って転けてしまい困っているところを和樹が助けたという
それから和樹と岬は仲良くなり、俺に紹介してくれるまではよかった...。
岬と話を交わし
そしてある時、岬に呼び止められた。
『和樹はお前だけのものじゃない。和樹をお前で縛るな、あまり近付かないでほしい...』
そう言われた。
だけど俺と和樹が一緒にいるのは当たり前のことで、何故そんなことを言われなければいけないのかと思った。
それから俺は岬が少し苦手になった
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