アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
お風呂。にしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
お風呂。
-
僕は、主に手を引かれながら脱衣所へと向かった。
正直、足取りが重い。
とても怖く感じる。
「はい、バンザイしてねー」
「……?」
言われた通りに万歳をすると、服を脱がされた。
「えっ…これくらい自分でできます…」
「僕がしたかっただけだから、気にしないで」
へへっ、と主が笑う。
完全に、親戚の子、みたいな扱いになっている。
「じゃ、入ろうか」
主が僕を誘う。
……どうしても昔のことを思い出して、とても怖い。
何とか、風呂場に入ると、思っていたより風呂場は広かった。二人で入っても余裕なくらいだ。
僕は主に優しく体と髪を洗ってもらった。
流し方もとても丁寧で、安心した。
どうやら、主は僕が怖がっていたのに気づいていたようだった。
…気を使わせてしまったかな…
「はい、終わったよ…どうする?先に上がる?」
「ありがとうございます…そうですね…先に上がっておきます…」
主にタオルやら着替えやらのことを教えてもらい、先に上がることにした。
なるべく早く風呂場から立ち去りたかった。
体を拭き、服を着る…と、なにか違和感があった。
近くにある鏡を見てみると、明らかに服のサイズが大きかった。
…もしかして、これ…主が着れなくなったやつなんじゃ……僕も大きくて着れないよ…主…
とりあえず主が上がってきたら聞いてみよう…
僕は自分の部屋に戻って、何となくベッドに座る。
ベッドはふわふわで、お風呂上りで暖かくて、だんだん眠くなってきてしまった。
気づいたら、寝てしまっていた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
20 / 52