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おじさんとキス。にしおりをはさみました!
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おじさんとキス。
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「玲於…いい加減起きないと。」
「……ん…?」
「服買いに行くんだから。起きなさい。」
「おっさん…あと…ちょっとだけ…」
「また…そんな可愛い顔して…生活リズムも戻さなきゃいけないんだからね…?」
「ん…ん…あと…ちょっと…」
「んー…あと5分だけだからね。」
こんなに気持ちよく眠れてるのは初めてかもしれない。
おっさんの腕の中で
ひたすら俺は眠る。
夢も見ず、ただひたすら。
「玲於ー…5分経ったよ。」
「………。」
「全くもう…」
チュッ…
「…ん……」
「まだ起きないの?」
チュッ…クチュッ…
「んん…ふ……は…」
「………。」
なんだ…?
あったけぇ…
チュッ…チュッ……
「ふ…ぁ…ん……。……っ!?」
「ん…やっと起きたね。」
「だっ…あ…っ……!?」
驚きすぎてまともに言葉が出ない。
なんかあったかくて
気持ちよくて
ふと目を開けたら
目の前におっさんの顔があって…
俺の口の中に何か入ってきてて…
「て、てめぇ!!な、なにしてんだよぉぉぉお!?」
「起きないから…ディープキス…。これって犯罪になる…かな?」
「犯罪以前の問題だっ!!」
「それはごめんね。なかなか起きないから…」
「……ま、まぁ…もう目、覚めたし!!準備する!!」
「ふふ…そうか。」
な、なんであんなことしてんだよ!?
俺の頭の中はパニック状態だ。
俺が起きなかったからか!?
やりすぎだろ!!
普通に起こせよ!!普通に!!
ぶつぶつ文句を言いながら
完全に目が覚めたので
準備の続きをする。
「じゅ、準備…できた…」
「…君、その服以外にないの?」
「こんなんばっかだって!!いいから早く行くぞ!!」
「はいはい。」
クスッと笑い
俺はまたイラッとしながらも
おっさんに続いて部屋をでた。
服屋に行って
服を買ってもらい 着替え
今度は美容室へ向かって
髪の色を染めてもらう。
ついでに長すぎる髪も切ってもらった。
「うん。いいね。似合ってるよ。ほんと、好青年って感じだね。」
「なんか嫌なんだけど。」
「まぁ、今までが今までだからねぇ。慣れるまで我慢して。」
今までは黒ジャージばっか着て
髪色は金とか銀とか…
ほんと久しぶりにこんな感じの格好してるな。
落ち着かねぇ…。
「どこか行きたいところはあるかい?」
「寝れるとこ。」
「まだ眠いの?」
また笑いやがった…。
「ずっと日中は寝てたからねみーんだよ!!うるせぇな。」
「はいはい、その口のききかたはやめようね。」
「……っ…」
「イライラしないの。」
結局他にはどこも行かず
なんだかんだ気はつかってくれているのか
おっさんのマンションへと戻った。
ソファーに座りぼーっとする。
日中はやっぱ眠い。
「寝てもいいよ?あ、また一緒に寝たい?」
「一緒に!?一緒になんか誰が寝るか!!!」
「あれ?出かける前、おっさんも一緒に寝ようって言ってたから一緒に寝てたけど?」
「は!?そ、そんなこと言ってねぇし!!」
俺が…そんなこと言うわけねぇじゃん!!
…よく思い出してみたら…
た、確かにおっさんが隣で寝てたような…
それがやたら気持ちよかった…よう…な?
「ぁぁあ!!っつか、思い出した!!俺を起こすのに何であんなことしたんだよ!?」
「あんなこと?」
「あ、あの…あれ…き、キス…」
「あぁ、それはね…君がなかなか起きないのと、起こす度に可愛い顔してまだ眠いって言うから…」
「か、可愛い!?可愛い顔なんてしてねぇし!!」
何を言ってんだこのおっさんは!?
俺は男だし!!
可愛いとか言われたことはあるけど
キスはねぇだろ!?普通は!!
「真っ赤になっちゃって。そうやってすぐおじさんを困らせる。」
「そ、そんなん知らねぇよ!!バカ!!」
「…ツンデレってやつかな?」
「ちげぇって!!ば、バカ!!寄ってくんな!!」
おっさんが寄ってきて
俺の体は引いていく。
何を考えてんだ!?
な、なんか…エロイ顔してる!?
おいおいおいおいおい!!!!
それになんだ!?この妙にドキドキしてる感じは!!
「うわっ!!」
「おっと…。」
逃げようと引いていた体がソファーから落ちそうになった。
それをおっさんが支えて
なんだか余計にやばい感じに…。
「や、ちょ!!おい!!おっさん!!ま、待ってって!!!!」
「可愛いね、君は。」
「お、俺はこんなことまで望んでねぇ!!」
「嘘はついちゃいけないよ?ドキドキしてるでしょ。」
「し、してねぇ!!俺は男だって!!早まるなっ!!」
「可愛い顔ばかりして、おじさんを困らせる君が悪いんだよ?」
困らせるって…俺何もしてねぇし!?
可愛くもねぇ!!!
「ちょ!!ちょ!!ちょ!!!!近い!!」
俺の顔のすぐ近くにあるおっさんの顔は
なんかエロくて
なんでも見えてしまっているかのような目で見つめられ
俺はその目に吸い込まれそうになってしまう。
目を逸らそうとしても
視線を外せない。
何故かわからないけど
息の仕方もおかしくなってしまっている。
徐々におっさんの顔が近づいてくる。
真剣な顔で…。
そして…
チュッ…
「っ…んん!!」
俺の唇はおっさんの唇に捕まってしまった。
頭を支えられ
顎の方を上へとあげられる。
な、なんだ…これ…
動けねぇ…っ
「んん…っ…ん…!!」
おっさんの唇と俺の唇が
くっついては離れ
くっついては離れを繰り返してる…。
たまにおっさんの目が開いて俺を見る。
目が合うと恥ずかしくなってしまって
結果、俺はギュッと目を瞑るかたちになった。
「…ふふ…可愛いね。」
「…ん…は…っ、な、なにやってんだよ…っ」
「キスで息まで切らせちゃって。女の子との経験がないわけじゃないよね?」
「そ、それくらい…あるし…っ…んんっ…!!」
おい!!俺が話してる途中で口を塞ぐな!!
って、そういう問題じゃねぇだろ!!俺!!
なにこんなおっさんにキスされたくらいで
身動き取れなくなってんだ!?
これまである程度経験あるのに!!!
今までしてきたのとは全然ちげぇ…
どうやって逃げたらいいのかわかんねぇ…!!
「ふ…ぁ…ん…んん…」
「そんな可愛い吐息だしちゃって…ほんと君はおじさんを困らせる。」
「ぁ…、は…ふ…」
「……ん。…もう目がとろんとしてるね。可愛いよ。」
唇がくっつく度に力が入らなくなる。
顔がどんどん熱くなって…
考えることも上手くできない。
「…んん……ん…」
「…さすがに……これ以上やったら本当に犯罪になってしまいそうだね。」
「ぷはぁっ…はぁっ…ん…はぁっ…」
「ふふ…可愛い。少し眠るかい?」
「あ……はぁ…ん…」
動揺か、なんなのか。
うまく言葉がでてこない。
おっさんはキスが上手すぎて…
気持ちよすぎて…
俺はぼーっとおっさんの顔を見てることしかできない。
キスだけで俺がここまでなってしまうなんて。
「…その顔は反則だよ?おじさんがこれ以上君に手を出すと犯罪になるからね。そんな顔しちゃだめ。」
「………。」
「ほら、少し寝なさい。」
ぼーっとしている俺をおっさんは持ち上げ
俺の部屋にしてくれたところへ運んでくれる。
俺は身長はそんなに低いわけでもないのに
おっさんは軽々とかかえ歩いてる。
「君、軽いね。栄養足りてないんじゃない?ちゃんと食べてる?」
頷くくらいしかできない…
まだおっさんのキスの衝撃が強くて喋れない。
そしてまだドキドキしている。
部屋に連れてこられベッドに寝かされる。
おっさんはリビングへ戻ろうと俺に背を向けた。
「あ…、お、おっ…さん…」
「…ん?」
「ま、待て…よ。」
「なに?一緒に寝たい?」
「………。」
恥ずかしくなり布団で顔を隠した。
どうした俺…
なんかわかんねぇけど
今はおっさんといたい。
また腕枕をして
頭を撫でてくれる。
でけぇ手が俺の頭を撫でて
胸のところへと抱き寄せてくれる。
ほんとなにしてんだ俺は…
相手は男なのに…しかも…おっさんだし…イケメンだけど…
「ほんとに君はおじさんを困らせるんだから。困った子だね。」
「う、うるせぇ…」
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