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僕の友達と宝物 01歩にしおりをはさみました!
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僕の友達と宝物 01歩
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誕生日が終わってから、何事もなく過ごしていた。
侑李さんに「好き」と伝えてから気のせいか、以前よりデレデレになった気がする。
僕ではない。侑李さんが。
あの一見強面の人が僕なんかにデレてくる場面ってシュールに思えるけど、何故だか可愛く思えるんだよね。
あと、会う回数が増えた気がする。
週一は会っていたけど、土日に会うというのはあまりなかった。
それなのに、あれからよく侑李さんからデートの連絡がくるようになった。
僕は恋人が出来たのが初めてだから、周りのカップルがどのくらいの頻度で会っているのかは分からない。
強いて言うなら、色葉くんたちの頻度しか知らない。いおくんはフリーだし。
それでも色葉くんに聞いてみようかな。
ちょうどバイト中だし。
「ねえ…色葉くん」
「んー？」
「カップルってさ、どのくらいの頻度で会うの？」
事務所で発注をしながら色葉くんに質問を投げかけると、色葉くんは一瞬驚いた顔でこちらを見てきた。
そうだよね…。だってあの飲み会以来初めて恋愛について質問したから。
「そ、うだな…。俺は高頻度で会ってるからなあ。多分会わない日の方が少ない」
「普通そんなものなの？」
「そこはそれぞれだと思うよ！俺の友達では、一ヶ月間大学で会うだけで、それ以外で会わない、連絡しないカップルもいるし」
「へぇ…本当にそれぞれなんだね…」
僕の場合はそれはないだろうなあ。
侑李さんから絶対連絡くるから。
二日に一回は必ずしてる気がする。
「ゆーくんは楢崎さんとどのくらいであってるの？」
そう尋ねる色葉くんに以前の僕たちと最近の僕たちの状況を伝えた。
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