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18歳以上ですか?
寮にてにしおりをはさみました!
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寮にて
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《それでいい。
絶対外すなよ?》
そう言って屋上を出て行ったキョウ。
アイツ…マジで何モン?
俺より力強いし、腹黒いし…
ニッコー
あの笑顔、ムカつくし。
「ッあークソ!
なんで俺がこんな頭使わなきゃいけねぇんだよ!!
つか、なんで優等生なんか演じてんだ…?」
アイツぜってぇ元ヤンだって。
だってすげー冷たい目、してたもん。
冷たい、目…
ゾクッ
「…?…?」
なんだこれ。
悪寒じゃなくて、寒気でもなくて…
「顔、熱っ…」
バッカ俺!
もうあんなヤツのことは忘れよう。
うん、それがいい!
「とりあえず、首隠さねーと…」
俺はジャージの上着のファスナーを上まで上げた。
…だっせーなー俺。
部屋の鏡を見ながら思う。
俺の部屋は1人部屋。
ホントは二人で一部屋だが、もう1人が俺を怖がって寮長に泣いて頼んだそうだ。
ま、せーせー使えてラッキー…だけどな。
「1人にしちゃ、でけぇだろ…」
俺はベッドに倒れ込み、天井を仰いだ。
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