アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
ソツギョーにしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
ソツギョー
-
「ノラか。
それも悪くねぇかもなー。」
お前に抱かれるのも、他の誰かに抱かれるのも
全て同じ事なんだ。
ハルさんでも、京でも変わらない。
俺の孤独を埋める、ただそれだけの存在。
「…そうか。
じゃあもう、コレは必要ないな。」
そう言って京が見せびらかしたのは、俺の首輪の鍵。
俺が首元を触ると、冷たい感触があった。
火照った体に心地良い冷徹さ。
まるで、京のような。
「コレ、外してくれんの?
はは、これで飼い犬もソツギョーです、ってか。」
カチャカチャ
キンッ
金属の、こすれる音
そうして俺の首は、少し軽くなった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
76 / 93