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18歳以上ですか?
3にしおりをはさみました!
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3
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「…何したら…ここに置いてくれますか…?」
「は?」
真っ直ぐな瞳に射抜かれる
何を言ってるんだ
気を使ってるの?
俺なんかに
心の隅に追いやっていた嫉妬心が俺の体を蝕む
シャルが好きなら情けなんていらない
そんな酷なもの…俺には受け入れられない
「ここに…いたいんです…お願いします…なんでもします…」
「はっ」
笑わせないでよ
何でもするなら俺を愛してよ
それだけで良かったんだ
君が俺を好きって言って笑って幸せになってくれたら、それで
それ以外俺は何も望まないよ
望んだ事なんて…ないんだよ
「アッ…ネスト…さんっ…お願いします…」
まただ
泣いてないのに、涙なんて流れていないのに、心が痛いと叫んでいる
身体全体で痛いって
「何ができるの?君に」
「何でもします…アーネストさんが言った事ならなんでもします…」
「力だって弱いのに?背だって小さいね、体重だってないよね、それで何ができるの」
「弱く…ないです…背も体重もあんまないけど…やれって言うなら…それをやって…また僕を置いてくれるなら…なんでも…します…」
「…」
「アーネストさんが好きなように僕を使ってください…何でもいいから…アーネストさんのためなら…何でもします…」
どっからどうみても、出来ないでしょ
何も
俺がいないと、何も出来ないでしょ
シャルとか、俺とか…ルイにはもっと助けてくれる人を作ってあげたかった
何も出来ない子で終わらせたくなかった
なのに
そのまま、君は強がるんだね
俺をどこまで傷つけたらいいの
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