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いい子じゃなくて悪い子にしおりをはさみました!
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いい子じゃなくて悪い子
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駅で空我と別れて家についた。
時刻は夜10時ちょうど。
そして俺は今父さんの看病をしている。
徹夜で原稿の小説を書いていたらしい。
また締切ギリギリだったんだ……
睡眠不足とご飯を食べないで休まず仕事を
していたせいで体調を崩したらしい。
「か、一樹…帰ってきてそうそうすまん…」
父さんが今にも消えそうな声で言った。
「父さんは…もうダメだ…あとは頼…んだ…」
っと父さんが言った。
「おい、変な演技するな、その様子だと仕事最後
まで終わってないみたいだな、また編集の華原
さんに怒られるぞバカ父さん」
俺は呆れた顔でソファに横になっている父さんに言った。
すると、シクシクっと言いながら泣いた振りをした。
「あ、そういえば今日一樹どこ行ってたんだ?珍
しく帰りが遅かったから気になったぞ父さん」
父さんは言った。
元気じゃねぇか……
「ちょっと頼まれて用事言ってた、久しぶりにこ
んなに疲れたよ」
俺はため息混じりに言った。
すると、父さんは笑い出した。
「ははは、その年で疲れたってw」
父さんは笑いながら言った。
「この年でも疲れるんだよ」
俺はムスッとして言った。
「用事って部活の連中とか?」
父さんは言った。
俺は首を横に振りながら違うよっと言った。
「一樹、部活の連中以外に友達いたのか…」
父さんは少し小さな声で驚きながら言った。
どうゆう意味だコノヤロ…
「だが、一樹に彼女は無理だし…でも一樹最
近いい子出来たっぽいしなぁ…」
父さんはソファから起き上がって、
ソファに座りながら考える人の銅像のように
考え始めた。
「おい、俺に彼女は無理ってどうゆう意味?あ
と、いい子が出来たってなんだ?」
俺は父さんに言った。
すると、父さんは俺の方を見た。
「目つきが悪くて部活バカな一樹に彼女はできな
いって事だよw」
父さんは笑いながら言った。
俺はムカついてぶん殴る準備をした。
すると父さんは、すまんすまんっと苦笑いしながら言った。
息子になんて酷い事を言うんだこの親は…
「それと一樹はたまに家に帰ってきても誰かの事
を考えてたり、その子からかはわからんが最近
持って帰ってきたぬいぐるみを大切に抱きなが
ら気持ちよさそうに寝てるから、いい子を見つ
けて片思い中って父さんは思うぞ?」
父さんは言った。
そして、俺は父さんの話を聞いて固まっている。
俺は最近たまに家でも学校でも
空我の事を気づいたら考えている。
それに、UFOキャッチャーで空我に
取ってもらったぬいぐるみを最近よく
抱き枕にしながら寝ている。
それと、父さんの言った言葉を重ね合わせると、
俺が空我に片思い、つまり恋している事になる。
「……。違うわ!あんな奴に俺が片思い!?そん
な訳あるか!」
俺は父さんに大声で言った。
それに、いい子どころか悪い子だわ!
すると、父さんは俺がいきなり大声で
喋ったから驚いて、そ、そうなんだ。
っと言った。
そして、俺はそのままお風呂場に行き
風呂に入った。
絶対そんな訳あるか!
風呂を入っている最中ずっと頭で
そう思っていた。
そして、風呂を上がり、
そのまま自分の部屋え行き、
布団の上に飛びった。
そして、風呂上りで気持ちよくなったのか
俺はウトウトしてきて、そのまま目を閉じた。
明日は、昼まで寝…る……ぞ…
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