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木下楓との出会い ~友綺~にしおりをはさみました!
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木下楓との出会い ~友綺~
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入学式が終わって一旦生徒が教室に戻らされた。
先生はHRの準備でまだ帰って来てない。
だからクラスメイトが席を立って俺を囲んでる。
「池田君、新入生代表なんてスゴいね!」
「入学式に遅刻するやつとか初めて見たわ!www」
「しかも理由がタイヤのパンクって…ww」
いろんな人が口々に話してて、少し疲れてきた。
そんな中俺の前にいてた誰かが、他の誰かを呼んでいる。
(…頼むからこれ以上ややこしい奴は連れて来んといてや─…)
俺は静かに溜め息をつきながら、そっちをボーッと見とった。
「ほら、キノ!早く!」
キノと呼ばれた人はおずおずと俺の前に立つ。
そしてすぐ人懐っこい笑顔で話し始めた。
「俺、木下楓(きのしたかえで)!よろしく!」
「…よろしく」
俺は微笑みながら挨拶をかわす。
すると、その木下という人がホッとしたように笑った。
そしたら、さっきこいつを呼んだ奴がまた俺に話しかけてきて、それを見た木下が、まるで『これで仕事終了!』みたいな顔しとった。
え、何その顔…?
他の人らとはめっちゃしゃべってたし、なんかムードメーカみたいな感じやったやん!?
「ちょ…!木下?!
待て!もっと話そうや!」
気がついたら、俺は木下の腕を掴んで引き止めてた。
「俺と友達になろうや、木下!」
俺は木下にそう言った。
コイツとは良い友達になれそうやったし。
面白そうな奴やったし。
え?何でそう思ったかって……?
そんなん……
勘に決まってるやん♪
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