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episode2-3 拉致にしおりをはさみました!
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episode2-3 拉致
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女男や陸に比べて背は低いものの、店で怒鳴っていた方はかなり大柄で片手で押さえられるとそこはビクとも動かなかった。
もともと拘束されていたことに加え、二人がかりで服を脱がされて、抵抗らしい抵抗もできなかった。
さらに拘束されている手足で溜まった服はハサミで切られて殺意が湧いた。
「ふざけんなっ！おまえ、それ弁償しろよっ‼︎」
「分かった分かった、落ち着けって」
店では一切口を出さなかった暗い赤茶の髪をした男が笑う。
「絶対だぞ！高いんだからな、それ！」
「絶対安モンだろ」
ますますイラついて大柄な方を睨みつける。
そりゃ、秀英学園の制服は県立のよりは高いに決まってる。
でも制服は制服だ、必須な上に高いんだよ！
しかし、次の大柄の言葉で俺は青ざめた。
「ビンボー人過ぎて威勢がいいな。服破られてどうやって家まで帰るかは考えないのかよ？」
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