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episode10-4 学園祭にしおりをはさみました!
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episode10-4 学園祭
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秀英学園学園祭当日。
『第25回 松園祭』
巨大な垂れ幕がかかった校門。
荘厳な校門は大量の人間を飲み込んでいる。
訪れている人々は子供から大人まで様々だったが、やはり制服を着た学生が一番多い。
特に化粧をした女子学生が目立つ。
パーカーにジーンズというラフな格好で来た俺は飾り立てた彼女たちの隣で逆に目立つ気がする。
事実女子学生がちらちらとこちらを見て来る。
「すみませんっ！」
顔を伏せるように歩いていると前方から目の前で人が止まった。
こちらも足を止めて前を見ると派手な化粧をした女子学生が2人いる。
「1人ですか？一緒に回りませんか⁉︎」
「おにーさん、カッコいいですよね‼︎大学生ですか？」
「えっ？」
キラキラした視線で見上げてくる女子学生に押し負けそうになる。
「すみません、俺待ち合わせしてるから」
「え〜残念」
「良かったら連絡くださいね！」
女子学生はSNSのIDをメモ帳に書いて手に押し付けてきた。
仕方なくそれを貰い、園田に指示された場所に向かった。
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