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許可と拒絶にしおりをはさみました!
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許可と拒絶
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その日から美弥は家に帰ってこなくなりマネージャーとなった優海さんの家に居候するようになった。
お母さんだけは美弥に会える。
美弥が許可を出している。
でも、俺は会えない…。
美弥が拒絶するから。。。
なのに会えなくて良かったと思ってる自分がいて腹立たしい。
今の美弥を正しい方向へ導いて上げられる自信がない…
第一。美弥ははじめお母さんのことも拒絶したがお母さんの激怒…いや、愛の言葉によりお母さんだけは許可をした。
いやぁ…美弥が怒られるのなんて始めてだったから驚いた。
美弥が自室で荷物を詰めている時に起きた口論。
ドアからチラリと覗く勇気しかなかったがその少しだけでもすごい迫力だった。。。
美弥も美弥で初めて怒られて呆気に取られていた。
美弥は学校にもこなくなった。
いや、転校したんだ。
でもその事実は先生達と俺しか知らない。
だから楠達には美弥は学校には一生来ないとだけ言っておいた。
すると楠は嬉しそうに笑って
「…そう。なら新しい贄は決まったわ。」
と、呟いた。
新しい贄は昌だった。
初めは助けようとした。
あんな奴でも幼馴染だから。。。
でも頭から美弥の弱々しい声が離れずに動けなかった。
助けれなかったことに罪悪感を覚えて帰った日。
美弥と会わなくなってから1週間。
玄関に見覚えのある靴があった。
………………まさかっ!!
「美弥!?」
俺はリビングの扉を思いっきり開けた。
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