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敵やから ~静side~にしおりをはさみました!
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敵やから ~静side~
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「はぁぁぁぁ─…
どーしたら大和先輩に好きになってもらえるんやろ~…」
「──裕一、うるさい(^^#)ニコォ
てか、俺と静先輩の邪魔してねぇで向こういけや…[ボソボソ]」
矢井場と沢田が途中からこそこそと話しだして俺はそれを見ていた。
──ていうか、昼食べてる時くらい大人しくしろよ…。
そう思いながらも口にはせんといた。
てか、口にしても意味ないことはこの1ヶ月でよう分かったしな…。
…うん。あれは言うだけ無駄やった……。
まあ、それはともかく…
なんでさっきからこの2人はにらみ合ってんや?
「白金先輩!!」
「うぉっ!な、なんや…?!」
いきなり沢田に制服を引っ張られて危うく箸を落としかけた。
「大和先輩のタイプ教えて下さい!
俺、大和先輩に好きになって欲しいんです…!!」
沢田はキラキラした目を細めてはにかんでた。
…正直、コイツのことうらやましい。
可愛くて素直に気持ち伝えれて…
それが不自然じゃないんが…羨ましい…。
俺なんて…全然素直じゃないし、すぐ冷たい態度とってまうし……
何よりも……大和にとって俺は幼馴染み以上には見られへんことが分かってるんが悔しくて、哀しい。
もし、大和のタイプ分かってるんやとしたら、俺かて努力する。
─…だから、仮に知ってたとしても、教えへん。
「……大和のタイプなんて知らんわ。
てか、知ってても教えへんで?」
「な、なんでですか?!」
何でって…。
分かっとるくせに…。
本気なんは沢田だけやないんやで……?
「なんでって…
そんなん、沢田は敵やから…やろ?」
これは俺からの宣戦布告や…!
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