アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
蕩ける※
-
「ん、んんっ……はッ、ぁ……」
ズボンもパンツも下ろされて、溶けるようなキスをしながらハルは俺のものを扱く。
そして俺もまた、恐る恐ると言ったようにハルのものを扱いていた。
「はっ……自分がしてる時みたいにすればいいんだって、こうやって……」
「あッ、ばっか……急に、握んなぁ……」
どうしてこんなことになったのか、快楽に支配されていく頭でぼんやりと思い出す。
今日は祝日で、学校は休み。何時ものようにテレビを見たり携帯を弄ったりとだらだら過ごしていた俺にハルが持ち掛けてきたゲームがきっかけだった。
「オセロ?」
「そ、部屋の中掃除してたら見つけたから。やらない?」
「やる!オセロとかひっさびさだなぁー」
少し埃を被った箱からボードとオセロ石を取り出す。中央に白と黒の石をそれぞれ2つずつ置いて、準備はオーケーだ。
さて始めよう、となった時にハルが口角を半月型に釣り上げた。
「普通にやっても面白くないし、負けたら罰ゲームとかやろうよ」
罰ゲーム、高校生には魅惑の言葉だ。特に俺はこういったゲームが大好きなタイプ、ハルの持ちかけた提案に二つ返事で了承した。
「でも罰ゲームってなにすんのー?モノマネ?デコピンとか?」
「……負けた方が勝った方の命令なんでも聞く、どう?」
「いいじゃんそれ!兄ちゃん負けねぇよ?」
「じゃ、決まりね。俺が黒でイオは白、始めるよ」
勝つ自信はあった。オセロが得意だったし、昔はハルとやっても俺が勝ってたし。でもそれは昔の話、だと言うことを分かっていなかった。
「う、嘘だろ……」
パチッとハルが打った一手でまた白が黒に変わる。
気付けばそこに打つ手など残って居なくて、いつの間にか全ての石が黒になっていた。
「……俺の勝ちってことは、がイオ罰ゲームだよねぇ?」
くっ、と笑う姿はまるで悪魔だ。
オセロの色と同じ黒。ハルはペロリと真っ赤な舌を見せつけるようにして唇を舐める。
「じゃあ、楽しい楽しい罰ゲームタイムに移ろっか……"兄さん"」
「ひっ……!」
悪魔は笑う。
じゃあ俺の部屋で抜き合いっこしようか、なんて言いながら。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
47 / 108