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舌先に蜜を※
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挑発するような笑みで言った兄の、恋人の「おいで」は何よりも俺を煽る材料だった。
唇が少し腫れるぐらい存分にキスをしてからとっくに感じるようになった乳首を舌で転がしていた。
ぷっくりと膨らんだ桜色の乳首。俺の唾液でテカテカ光ってる様がまた俺の欲に火をつける。
「……ッ、ん」
手の甲を軽く噛んで声を抑えるイオの目はとろん、としていて下半身にくるものがある。それでもがっつかないように、無いに等しい理性を必死に保つ。
だけど。
「ハル、そこばっか……や……」
紅を引いたような赤い唇を震わせて、艶かしい吐息を吐く姿にかちり、と自分の脳内からスイッチが入る音がした。
「嫌?いいの間違いでしょ、ここ我慢汁でぐちゃぐちゃなのに」
ぐり、と膝頭で軽くそこを押してやれば大袈裟なくらい体を震わせる。
その顔には分かりやすく気持ちいい、と書いてある。
「は……ぁ、ッん」
「何、もしかしてぐりぐりされて気持ちいいの?」
意地悪い聞き方をする俺に向けて必死にふるふると首を振ってるけど、その口からは可愛いらしい喘ぎ声が零れている。
どうみても煽ってるようにしか見えない。
「はる、の……いじわる」
「好きなくせに」
「っ、ばぁーか!」
否定はしないんだ。
そんなイオがいちいち可愛くて、苛めたくなる。ぐずぐずになるまで追い込んでおっきな涙ためて羞恥に悶えるイオを見たい。
少しすれてる性癖もイオなら、兄さんなら、たぶん「しゃーないなぁ」なんて言って許してくれる。
それが甘えなのは分かってる。けど、この甘えは今、あり得ないくらい幸せのこの今だからこそ、許してくれたって咎められないでしょ。
だって……俺とイオは、
「はーる」
そろり、頬に絡みついてきた手はじんわりと熱を帯びてしっとり濡れている。
「おれをぐちゃぐちゃに犯してみろよ、」
驚いてバッと顔を上げた俺にイオは未だ与え続けられる快感に悶えながらもケラッと笑った。
「できねーの?」
べっと赤い舌が挑発するように覗く。
小学生だって今時やるかどうか分からないあっかんべーというやつをしているイオはこれ以上ないくらい、妖艶だった。
数十分前までは今日は優しくする、絶対優しくする、そう呪文のように唱えていたのに。でもイオがそう言うなら、
「望み通りにしてあげる」
首に回る腕に包まれながらそっと、食らいつく。
そう言えば今日は満月らしい。
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