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舌先に蜜を※
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どろどろ、どろどろ。
溶け合うように熱を感じて、何度も何度もお互いを求めあって。
すでに1、2回は達しているイオは苦しそうに呼吸を繰り返しながらも尚、その目は欲を望んでいる。
だからやめられない。
いや、俺がそうしたいから、正当な理由が欲しいからそう見えるのかもね。
「ッは……伊織……」
がつがつと打ち付けていた自身をイオの奥深く、一番感じてくれる場所に突き立てながら欲を吐き出した。
「ぅ……あ、っあ……!」
太股に食い込む指先。ぽたぽた、白いシーツに染みを作っていく汗と蕾から溢れた白濁。
「は、る」
ぱくぱくと、水を求める魚のように口を開けて閉じて、からりとした声で俺の名前を呼ぶ。
時折覗く赤が治まったはずの熱を呼び戻すから、俺自身困ってるんだけど。そういうの、今は我慢できそうにない。
だってほら、蕾から引き抜いた自身はまだいけそうって言ってる。
「ねぇ、もういっかい。いい?」
赤い華が所々に散らばる体にキスを落として尋ねる。
キラキラ涙を含んだ瞳が少しだけ大きくなった。
「ハルちゃん、ぜつりん、かよ」
「否定はしないけど」
「まじで……」
掠れた声が尚更くるんだけど、たぶんイオはそんな事知るよしもない。
「はる、」
「なに」
「おれのこと、すき?」
「好きだよ」
好き、なんて言葉じゃ足りないくらい。
愛してる、なんて言葉じゃ言い表せないくらい。
もしも伊織がこの世界から居なくなってしまうなら迷わずこの世界を捨てようと考えているくらい。
俺は伊織が好き。
兄でも、男でも、伊織が好きだよ。
「おれも、すき」
にへら、子供みたいに幼げな顔で笑ったイオは俺の耳にそっと口を寄せる。
「だから、いーよ。はるが満足するまで、セックスしよ」
最高の煽り文句。
自覚あって言ってるよね、それ。
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