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一瞬、きょとんってしたものの、そいつは、にっこり笑って、少し高めの声で、
「こんばんは」と、小さく返事した。
「…えっと…!うーん…」声かけたものの、うーん…なんて言っていいのかわっかんね-し!!
そいつは、戸惑ったような眼で見てるし!
えーい!
「何してるんだ?」
「えっ?」
「その、毎晩、見かけるから…」
ますます、きょとんとなって首を傾げる。
うわーこれじゃあ、俺ストーカーかよ…。
って…改めて見ると…女の子…?
眼、大きいし、可愛い顔立ちだし、細身だし…って言うか、ガリガリ…
焦って俺が言った次の言葉は、
「あのさ、おまえ、小学生か中学生だろ?
こんなに遅く、ベンチに座って、何してる?
塾の帰りか?」
などという、説教じみたものであった…。
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